1965-12-09 第50回国会 参議院 本会議 第12号
ファシズム、独裁と選ぶところのないこのような合法性の主張は、論理としても成り立たないばかりでなく、民主憲法の秩序をいたくそこなうものであり、第二院としての参議院の任務にももとり、国会全体の権威を大きく失墜することになる。国民は、議長のこの暴挙に対し、議会制民主主義が音を立ててくずれていく姿をながめ、りつ然と、はだえにアワを生ずる感を深くしている。
ファシズム、独裁と選ぶところのないこのような合法性の主張は、論理としても成り立たないばかりでなく、民主憲法の秩序をいたくそこなうものであり、第二院としての参議院の任務にももとり、国会全体の権威を大きく失墜することになる。国民は、議長のこの暴挙に対し、議会制民主主義が音を立ててくずれていく姿をながめ、りつ然と、はだえにアワを生ずる感を深くしている。
忍耐と寛容の看板は全く偽りであって、池田内閣もまた、ファシズム独裁の亜流であることをみずから証明したと言わなければなりません。(拍手) 現在、日本経済は重大な危機に直面いたしております。池田内閣が所得倍増のかけ声であおり立てた大資本優先の過剰設備投資のために、わが国経済は深刻な様相を帯びています。第一は国際収支の問題であります。
忍耐と寛容の看板は、全く偽わりであって、池田内閣もまたファシズム、独裁に通ずるものであるということを、おのずから証明しているものであると考えるのであります。 現在わが国は重大な問題に直面しております。
ファシズム独裁政権の基盤は、実にここにあったのである。」、以下ずっと、もっといいことが書いてあるのでありまするが、私どもは、こういうものを本気で読む必要があると思うのであります。私どもがこの法律を、特に第五十五条を阿部君が熱心に削除したいというのは、五十五条は青柳君の扇のかなめだと言うが、全く違う。
○相馬助治君 「ファシズム独裁政権の基盤は、実にここにあったのである。ファシズムに学んだのがドイツのナチズムであった。ヒットラーの独裁が、中小企業の団結と強制を本体とすることにおいて、ムッソリーニのそれと異なるところはなかった。私は日本の法案が、中小業者に組織と強制を与うるがゆえに、直ちにファシズムの道に通ずると断言するほど、大胆ではない。
ヒトラーが民主主義をぶつつぶして、あのファシズム独裁を樹立したときに、まず第一に、ファシズムの徹底的な敵であつた共産党をやつつけた。それから、どこえいつたかといえば、社会民主党について、労働組合、協同組合、すべてぶつつぶした。それだけではない。すべての民主主義的なもの一切をぶつつぶした。その先頭は、まず第一に共産党をやつつけておる。